【求人広告費用&転職サイトまとめ】採用を効率よくするには?

2022年1月31日

求人広告といえば皆さん何が思い浮かびますか。株式会社リクルートが発行する「タウンワーク」はその先駆けともいえます。
本記事では、近年、終身雇用制度が崩壊しつつある中で求職者の転職活動が活発になってきている中途採用市場に注目し、中途採用に特化したメディアをお伝えします。
数多くの求人サイトが存在する中で、その選定に悩まれる採用担当者様は多いのではないでしょうか。有料の求人媒体ですとより慎重に選定を行う必要がありますよね。
この記事を読むことで自社にフィットした媒体を選ぶ判断材料になればと思います。

採用コストとは?採用単価はどれくらい?

新卒・中途を採用する上でどれくらいの費用がかかっていますか。
採用予算通りに進んだらベストですが、業界や景況感によって異なるため難しいですよね。
まずは、一般的な採用コストを把握しておくという意味で採用相場についてお話します。

採用コストとは、企業が会社が社員やアルバイトを採用するのにかかった費用のことを指します。
さらに採用コストは、大きく2つに分けることができます。
一つは、有料の採用ポータルサイトや求人情報誌の掲載費用などの外部に支払った費用のことです。
もう一つは、社内の採用業務に費やされたコストの合計のことです。

採用活動を行った後、自社の採用活動が効率的に行われているのかどうかを判断するには、
採用コストの総額よりも、「一人あたりの平均採用コスト」が重要となります。
採用単価とは、採用までたどり着いた人1人当たりにかかった経費のことです。
採用担当として費用対効果を追う上では意識すべき指標です。

以上のように採用コストと採用単価から効率的に採用ができたかを判断することが可能です。
ちなみに、2018年度の中途採用にかかった平均採用コストは、1人あたり84.8万円。
新卒採用と違い、中途採用では広告費や人材紹介などの外部コストが高くなる傾向にあります。

抑えておきたい!求人広告の特長・相場

求人広告は、紙媒体とWEB媒体の2つに分類できます。
この記事では、近年掲載数が増加しているWEB媒体の求人広告について見ていきます。

求人広告を出す場合、大手求人サイトへ掲載される求人広告が最も目に触れる機会が多く、効果を得やすいと考えられます。
最近では、業界特化型のサイトもあり、優秀な人材・自社にマッチした人材と的確にマッチングできるということで、大きな存在価値があります。
では、WEB求人広告にかかる相場はどのくらいでしょうか。
求人広告には大きく4つのパターンに分かれます。


中央の重なっている箇所に一部無料型と成果報酬型の位置付けを仮定します。

無料

①完全無料型
完全無料型の求人広告は、掲載から採用まで料金が発生しません。無料で掲載できるため、求人広告を出す企業も多くあります。掲載企業が多くなるため、差別化が難しく、候補者も集まりづらいことが欠点としてあげられます。
例) ハローワークインターネットサービス

②一部無料型
一部無料型は、完全無料型と異なり一部の掲載や表示が有料になる求人広告です。
何によって費用が発生するかは、メディアによって異なり、クリック課金や応募型課金などがあります。
クリック課金:有料枠で掲載した求人情報に対し、どれだけクリックされたかによって料金が決まります。
応募型課金:求職者が求人に応募したときに初めて費用が発生するものです。

有料

③先行投資型
先行投資型は、広告枠を買い取る形で掲載する求人広告です。掲載する費用によって、写真や文字、オファーメール数が異なります。また、上位に掲載する場合、他の広告と比べて費用がかかりますが、採用人数に制限がないため、一度の掲載で複数名採用できれば採用単価を低く抑えることができます。
例) リクナビNEXT、マイナビ転職、エン転職 、doda
求人サイト名自体に記事内のリンクを仕込みたい。(気になる求人媒体の箇所に早くたどり着けるように)

④成果報酬型
成果報酬型は、採用が確定した場合に費用が発生する求人広告です。そのため、求人掲載の際に費用はかからない、もしくは少額で抑えられます。人材を採用した段階で費用が発生するのが大きな特長といえます。
例) Green

求人媒体別のサービス内容・料金体系について

パターン別の求人媒体を紹介します。

無料 完全無料

●ハローワーク

運営元:国
概要:全国550以上のハローワークや他の付属施設で集めた求人情報を、求職者と相談しながら求人の紹介を行っているサービスです。
URL:https://www.hellowork.mhlw.go.jp/index.html
2021年11月18日時点の情報
掲載求人数:1,116,358件

●求人Free

運営元:株式会社ワンコイン
概要:求人は1社につき1件までという制約がありますが、掲載料無料で採用時の成果報酬も不要のサイトです。
URL:https://www.onecoin.co.jp/free/index.html
2021年11月18日時点の情報
掲載求人数:2,542件
登録企業:4,050社

無料 一部無料

●Indeed

運営元:Indeed Japan株式会社
概要:「求人版のGoogle」とも呼ばれる、求人検索エンジンです。掲載費用はかかりませんが、より上位に検索順位を上げたい場合は課金することで掲載順位を上げることが可能です。
URL:https://jp.indeed.com/

●求人ボックス

運営元:株式会社カカクコム
概要:Indeedと同様に求人情報に特化した検索エンジンです。
2015年にサービス開始してから順調に利用者数を伸ばしており、今後も利用者数が増えることが予想されます。
求人掲載から採用までに完全に無料で、成果報酬も発生しませんが、有料オプションを利用することで上位表示をさせることができます。クリック課金制なので、最小限のリスクで上位表示させることが可能です
URL:https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/
2021年11月18日時点の情報
正社員の求人数:5,149,019件
新着求人数:784,945件

有料 先行投資型

●リクナビNEXT

運営元:株式会社リクルート
アルバイト・パート・派遣から正社員まで、多種多様な雇用領域における人材採用に関する総合サービス(タウンワークなど)を展開しています。
概要:正社員転職における転職サイト会員登録率No.1。登録者数は1,043万人と日本最大級の登録者数を誇っており、幅広い求職者へのアプローチが可能です。
料金プラン:5つのプランあり。ご掲載いただく「原稿情報量」によって料金が変動。
掲載期間2週間(全国版)の場合18万円~から。掲載エリアを限定することも可能です。
URL:https://next.rikunabi.com/?leadtc=top_logo
2021年11月19日時点の情報
掲載求人数:51,992件

●マイナビ転職

運営元:株式会社マイナビ
概要:常時8,000件以上の求人情報を掲載しており、約635万人の会員を有しています。
学生時代、就職活動やアルバイト探しで「マイナビブランド」に接触した若手社会人の多くがマイナビ転職を利用しており、20代~30代の若手採用にも強みを持っています。
料金プラン:5つのプランがあり、掲載期間は4週間(全国版)で20万円から掲載可能。
表示順位や求人情報画面の写真点数、テキスト量などが異なります。
URL:https://tenshoku.mynavi.jp/
2021年11月19日時点の情報
掲載求人数:15,554件

●エン転職

運営元:エン・ジャパン株式会社
概要:バカリズムさんを起用したTVCMなども好評で、登録者が急速に拡大しています。登録者数は900万人(2021年4月時点)です。
採用成功のゴールは「入社決定」ではなく、その先にある「入社後活躍」にこだわっており、すべての求人原稿を独自取材。充実した情報提供に注力し、求職者の応募意欲を高めてミスフィットのない応募獲得に努めているのが大きな特徴であるといえます。
料金プラン:5つのプランがあり、掲載期間は4週間(全国版)で28万円から掲載可能。
先に紹介した2社(リクナビNEXT・マイナビ転職)と大きく異なる点として、求人原稿の情報量・掲載スタート直後はどの企画であっても上位表示されることなどが、プランの大小に関わらず変わらないことです。プランによって変わることは、掲載順位1ページ目が確約されることや、検索結果画面に写真が表示されることなどです。
URL:https://employment.en-japan.com/
2021年11月19日時点の情報
掲載求人数:7,191件

●doda

運営元:パーソルキャリア株式会社
概要:会員数629万人(2021年6月時点)を有する業界最大規模の求人広告媒体の1つです。
同社は、求人情報サービス・人材紹介サービスを同ブランドで提供しているため、幅広い業種・職種の転職希望者にアプローチすることが可能です。
第一の特徴として、転職者満足度No.1ということです。(電通バスリサーチ調べ)
料金プラン:5つのプランがあり。掲載期間(全国)は4週間で25万円から掲載可能。
料金によって、画像サイズ・表示順位・募集要項における掲載内容が異なります。
URL:https://doda.jp/
2021年11月19日時点の情報
公開求人数:108,529件

有料 成果報酬型

●Green

運営元:株式会社アトラエ
概要:IT/Web系人材の経験者に特化した成功報酬型の求人メディアです。登録者数は60万人、月間の新規登録者数は8,000人います。
利用企業の属性としては、IT/Web業界・ベンチャー企業中心。
7,000社が利用中。年齢層も25~35歳が60%を占め、若手経験者の採用に強いサイトといえます。
料金:採用コストは地域一律の30-90万円の固定金額。
掲載期限も無期限でランニングコスト不要なので、費用の掛け捨てリスクなしです。
URL:https://www.green-japan.com/
2021年11月19日時点の情報
公開求人数:25,839件

告・転職サイト 5媒体を比較!

ここでは、先にご紹介した有料の求人広告の特徴を抑えていただくために、比較表にしてまとめました。媒体を決める際の参考にされてください。

  
先行投資型
成果報酬型
サービス名 マイナビ転職 リクナビNEXT エン転職 doda Green
運営会社 株式会社マイナビ 株式会社リクルート エン・ジャパン株式会社 パーソルキャリア株式会社 株式会社アトリエ
料金 MT-S:120万円
MT-A:75万円
MT-B:50万円
MT-C:35万円
MT-D:20万円
N5L:180万円
N4L:100万円
N3L:55万円
N2L:35万円
N1L:20万円
SS:120万円
S:80万円
A:50万円
B:38万円
C:28万円
プレミアE:180万円
Eタイプ:150万円
プレミアD:120万円
Dタイプ:100万円
プレミアC:80万円
Cタイプ:60万円
プレミアB:50万円
Bタイプ:40万円
Aタイプ:25万円
プレミアム:120万円
ベーシック:75万円
ライト:60万円
ミニマム:45万円
掲載期間 4週間 2週間・4週間 4週間 4週間 無制限
会員数 約635万人 約1,043万人 約900万人 約629万人 約60万人
掲載件数 15,554件 51,992件 7,191件 108,529件 25,839件
掲載社数 11,164社 9,988社 2,349社 3814社
更新日 火・金 水・金 月・木 月・木 個別に問い合わせ
特徴 ・若手社会人豊富
・幅広い求人が掲載
・地方採用に強い
・若手に強く、リーチ力も高い
・中小企業による掲載が全体の60%を占める
・20代の若手ユーザーが多い
・入社後の定着率89%以上の高水準
・業界最大級の求人数
・IT・エンジニアや営業・企画職の採用に強い
・IT/Web業界に特化している
・企業側から積極的なアプローチ可能

※2021/11時点の情報より

求人媒体のメリット・デメリットは?

メリット

・コストを抑え、かつ短期間で募集ができる点。
・複数人数を採用した場合は、採用費用が抑えられる(先行投資型の場合)
・転職に意欲的な人を中心にみてもらえること。
・応募のハードルが低く、応募者を集めやすい
・スカウト機能など企業側からもアプローチが可能 (各媒体によって異なるため、機能などについても事前に確認しておくことをお勧めします。)

デメリット

・求人広告の作成に時間がかかる。(求人サイトの制作担当者から取材や撮影対応など)
・費用を払っても確実に集まるとは限らない (先行投資型の場合)
・最大のデメリットとして、自社の採用基準に満たない人材がいないか、応募者をふるいにかける手間や時間がかかること。
(そのため、厳選した採用をするのであれば費用対効果が高くつく可能性がある)

求人広告のみならず自社サイトでの発信も必要な時代に

パソコンやスマホの普及とともに、Webの求人広告は広く定着してきました。
そして、近年の傾向として、求職者の9割はスマホで仕事探しをしています。
求職者が最初にとる行動として、とりあえずスマホで調べてみることが自然な流れになってきています。
また、そうした求職者は自身で検索した結果から気になる情報を選択し、見ていくでしょう。
ここで、抑えて頂きたいポイントは、「どこにおくか」ではなく「なにを書くか」ということです。
自社が求める人物像がどのような言葉を検索するのかを予め調査し、
いかに求職者心理を読み解く情報提供ができるかが、企業と求職者のマッチング精度を高める重要な鍵といえます。

そのためには、本記事で紹介した求人広告も一つの手段ではありますが、採用コストに悩む企業様にとっては長期的な利用はおすすめできません。
何よりも求人広告はスクリーニングがされにくいため、早期離職されると、
再度求人広告を掲載しないとならないならず、余計な採用コストがかかってしまうリスクがあります。

そんな課題を解決するのが、世界No.1求人検索エンジンIndeed Japan株式会社が推奨している採用手法である「オウンドメディアリクルーティング」です。
具体的には、自社の採用サイトを活用し、自社の魅力・雰囲気を伝えるなどの方法があげられます。
求人媒体では掲載期間や情報量の制限がありますが、自社サイトなので、多くの情報を発信することが可能です。
また、求人サイトや人材紹介に頼らず、企業が一貫して採用活動をおこなうことから、
採用コストの削減やミスマッチの軽減に繋がる能動的な採用手法として注目を集めています。
「既存の採用手法において結果が出ていない。」「長期的な採用コストに悩まれている」という企業様は、是非行って頂きたい採用手法です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。本記事で紹介したように、採用手段の主流となっている求人広告は、最低でも月額約20万円(先行投資型の場合は初期費用0円)から始めることができるため、短期間での利用であれば採用コストを低く抑えることが可能です。
一方で長期的な視点で見た場合に採用コストに悩む企業様には、採用コストを低く抑えることが可能で、外部に頼らず自社で採用を完結できる「オウンドメディアリクルーティング」をオススメします。
最新の採用手法であるため、始めるハードルは高いと感じられるかもしれません。
戦略設計においてはWebマーケティングを用いた施策が重要です。
また、G-KITでは企業のオウンドメディアリクルーティングにおいて戦略の制定から制作・運用・分析まで一貫してサポートしています。

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    この記事を書いた人
    G-KIT編集長
    アプリマーケティングのみならず、総合デジタルマーケティング及び、コンテンツクリエイティブを自慢とするG-KITのメディア編集長。Webメディア業界に約8年間従事し、マネジメント・販売管理やマーケティングなど、数々の業務に携わる。YouTubeチャンネル支援や採用メディア支援などを駆使し真剣にクライアントの課題に取り組んでいる。趣味はゲームとウイスキーを嗜むこと。

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