オウンドメディアは時代遅れ?事例からみる効果と成功ポイントまとめ

2022年1月28日

オウンドメディアと聞いて、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか。自社ウェブサイト、ブログ、メルマガを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。オウンドメディアを持ったほうがいいという動きも近年活発化していました。

これは、SNSが普及しソーシャルメディアでマーケティング活動を成功させるためには、SNSの活動のみではなく自社サイトをメディア化していく必要があり、多くの企業がオウンドメディアを立ち上げたのです。

ここではオウンドメディアの事例からその効果やポイントを紹介していきます。

オウンドメディアを立ち上げる前に!そもそもオウンドメディアとは?

オウンドメディアとは、文字通り「Owned」所有する、「Media」メディア、すなわち自社が所有するメディアのことです。

従来の広告メディアをペイドメディア、ソーシャルメディアなどの広告によるコントロールができないメディアをアーンドメディア、自社が所有するメディアをオウンドメディアと分類した、トリプルメディアという概念で広く知れ渡りました。

オウンドメディアは立ち上げから集客までに時間がかかりますが、自社所有のメディアとして他者の影響を受けず永続できメリットがあります。

また作り込みにより顧客に詳しい自社製品概要を知らせることが可能です。逆に、ペイドメディアは広告費を支払うことにより即効性が高い集客が可能ですが、顧客へのサービス・製品理解という観点では弱さがあります。

一方で、アーンドメディアはお金でコントロールが難しい反面、良質な口コミが生まれた場合の効果は高いです。それぞれに特徴がありますので、これらを組合せて効果的にマーケティング施策を練っていくことが重要となっています。

なぜオウンドメディアが必要とされてきたのか、これには従来のネット広告の限界と検索エンジンのアルゴリズムアップデートが影響しています。ネット広告にはバナー広告やリスティング広告がありますが、これらは顧客に広告だと認識され無視されはじめました。顧客は広告ではなく、口コミやレビュー記事を商品・サービス選定の際に参考にするようになったのです。

オウンドメディアのケース別事例まとめ!

オウンドメディアを上手に活用している企業の事例を紹介します。

サッポロビール


HOPPIN’ GARAGEは、サッポロビール株式会社が運営するオウンドメディアで、2018年に始まったHOPPIN’ GARAGE(ホッピンガレージ)では、人生ストーリーを盛り込んだ新しいビール作り情報や新しいビールの商品紹介、キャンペーンやラジオなどのコンテンツを公開してます。ビールを楽しむための情報をユニークな形で展開してるのが「HOPPIN’ GARAGE」です。

HOPPIN’ GARAGEでは主に、インタビュー記事やSNSコンテンツの宣伝記事など定期的に更新してます。とくに、SNSでの集客がメインのようで、インスタグラムやYouTube、TwitterやFacebook、LINEなど活用してます。各SNSの更新頻度が高くて、それぞれ小まめに情報発信してます。

経営ハッカー


経営ハッカーは、クラウド会計ソフトを提供するfree株式会社さんが運営するオウンドメディアです。内容は会計・経理にとどまらず、経営ハッカーと言うだけあってライフハック的な記事も充実しています。

会計ソフトと聞くと、どこか堅苦しい印象がありますが、経営ハッカーは顧客と自社サービスとの距離感をちぢめる役割を果たしています。さらにメディアのテーマを「経営」まで広げることで、商品・サービスの潜在顧客にまでリーチできるようコンセプトを描いている点が秀逸です。

商品・サービスのややもすると堅苦しい印象を払拭して、潜在顧客を受け入れる。これも一つの、おもてなしと言えるかもしれません。

Ptengine Blog


WEBマーケティング業界で知る人ぞ知るPtengine Blogは、株式会社Ptmindさんのオウンドメディア。株式会社Ptmindさんは「ヒートマップツールの有名サービス3選」でご紹介したPtengineを提供しています。

記事の内容は無料クラウドストレージサービス30選、Chrome拡張機能14選など、実用的でためになるIT関連情報が多く、他のオウンドメディアではあまり知れない情報が多いのも特徴です。

知らないと損!メディアを立ち上げる際に注意すべきポイントとは?

オウンドメディアはどのように構築・運用をしたら成功をするのでしょうか。この疑問は企業経営者・WEB担当者を大きく悩ませます。オウンドメディアには正しい答えはありませんが、その中でもポイントとして挙げられる事項を参考にして紹介していきます。

SEOにおけるポイント

オウンドメディアの成功パターンを見ると、「サーチエンジン対策」が最も重要視される項目の1つになるでしょう。これはいわゆる「SEO」と呼ばれるものです。

なぜサーチエンジン対策が重要かと言うと、ユーザーの多くはGoogleやYahooといった検索エンジンを使って情報収集・疑問解決をするからです。したがって、このサーチエンジン対策を極められていると、PV数(閲覧数)を稼ぐことができます。その結果、人気メディア・コンテンツとして成功することが可能になるのです。

実際、集客の強いオウンドメディア(LIGブログやヘルスケア大学)などは検索による流入数が5割程度を占めています。そのため、サーチエンジン対策をすることこそが成功の第1歩になるのです。

コンテンツを磨いてユーザビリティを高める

多くのWEBサイトでは違った言い方をしているだけで、同じような内容を提供しているケースが目立ちます。その結果、コンテンツの量だけで勝負されがちになっています。

しかしオウンドメディアの成功パターンを見ると、「ユニークコンテンツ」に特化して集客数を集めているケースがあります。ユニークコンテンツとは簡単に説明をするとオリジナルな企画のもとに構成されているWEBコンテンツです。つまり、独自性・専門性の強い記事を言います。

ユニーク記事を構築しオウンドメディアで成功を収めているサイトには「TABI LABO」や「オモコロ」があります。SNSとの親和性も高く、固定ユーザーの獲得がしやすいことに特徴があります。

コンテンツの網羅性

オウンドメディアの成功事例を確認すると「コンテンツの網羅性」が高いサイトも成功しやすいでしょう。ある一定の分野において幅広く情報を集めており、そのサイト内で悩みや疑問を解決できる仕組みが作られています。

コンテンツの網羅性が高まると、あるページから関連性の高いページへの移動がみられます。その結果、ユーザーの滞在時間を長くできます。またコンテンツの網羅性が高まると、サーチエンジンからも評価されやすくなります。その結果、パターン1との相乗効果も見られるようになるのです。

コンテンツの網羅性が高いサイトには「キャリアパーク」等が挙げられます。リフェラ数を稼げるオウンドメディアと言えるでしょう。

まとめ

オウンドメディアの構築・運用の成功事例を3つのパターンに分けて見てきました。
扱うコンテンツによっても取り入れるべきパターンが違います。しかし、いずれかの方法を取り入れれば成功する可能性は高まるでしょう。

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    この記事を書いた人
    G-KIT編集長
    アプリマーケティングのみならず、総合デジタルマーケティング及び、コンテンツクリエイティブを自慢とするG-KITのメディア編集長。Webメディア業界に約8年間従事し、マネジメント・販売管理やマーケティングなど、数々の業務に携わる。YouTubeチャンネル支援や採用メディア支援などを駆使し真剣にクライアントの課題に取り組んでいる。趣味はゲームとウイスキーを嗜むこと。

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