世界No.1の求人検索エンジンindeed(インディード)は、日本国内で最も訪問数が多い無料の求人情報サイトです。同時に登録企業数も17万人以上と企業担当者に選ばれ続ける求人検索ツールでもあります。
indeedは、正社員・契約社員・アルバイトといった様々な雇用形態で利用できる点が大きな特徴ですが、本記事では、サービス内容をはじめとし、明日から自社の採用にすぐ活用できる求人掲載方法・応募率を上げるポイント等詳細にお伝えします。
indeedを使う採用担当者様向けのガイドになれば幸いです。
indeed(インディード)は、indeed Japan株式会社が運営する求人特化型の検索エンジンです。
求人検索エンジンの魅力といえば、掲載費用がかからず手軽に掲載できることではないでしょうか。世の中にいくつか存在する求人検索エンジンの中で、1番の知名度を誇るのがindeedです。
ユーザー数が月間2000万人を超えており、次に続く求人ボックス(ユーザー数344万人)と比較してもその圧倒的な利用者が多いことが伺えます。
①国内利用者が圧倒的に多い。
日本国内において月間訪問者数3,460万人(indeed公式ページ参照)の求職者が集まるため、企業側から見ると求人を掲載した際により多くの人に見てもらえる可能性があると言えます。
その理由として、様々な職種且つ正社員・派遣・アルバイトといったあらゆる雇用形態に対応していることが挙げられます。そのため、Indeedは複数職種の求人募集を行う企業に適しています。
②「初期費用」「掲載費用」「採用成功報酬」がかからず、募集から採用まで一貫して無料。
有料求人媒体ですと、掲載費用が最低月額20万円からかかることも多いのではないでしょうか。また、長期的な募集となると膨大な採用コストが必要になることも少なくないです。
しかし、indeedは掲載期間がいくら長期となった場合でも0円なのです。採用難が激化する時代背景を踏まえると選ばれ続ける理由が分かりますね。後に紹介する有料掲載枠を利用した場合でも、クリック課金型のため、思わず予算オーバーしてしまうといった心配もありません。
③求職者の反応を掲載内容に反映させることが可能。
「Indeedアナリティクス」というツールを使うことで、自社の求人情報がどの程度見られているかなどの詳細な情報まで、数値で確認することが可能です。
その分析結果をもとにして、広告文や企業情報を変更すれば求職者に向けた効果的な発信にも繋がります。
indeedは大きく2つの掲載方法があり、無料掲載と有料掲載に分かれます。その違いを確認していきましょう。
・掲載費用は無料で、クリックされた時にのみ料金が発生。
・有料掲載を開始し、クリック数が増えて、設定した上限額に達すれば、自動的に有料枠停止。
・無料枠に比べて上位に表示されるので、露出度が高い。
※左下に「スポンサー」と表示されている求人が有料のスポンサー求人になります。
・掲載数や応募数に関係なく掲載費用は不要
・有料枠の下部に表示されるので転職希望者の目につきにくい。
・無料掲載枠を利用している企業自体も非常に多いために自社の求人が埋もれてく可能性がある。
・自社の採用サイトを掲載するための条件が厳しい。(有料掲載では6件以下の求人情報でも掲載されるのに対し、無料掲載は、6件以上の求人情報がのっていることが必要条件)
ここまでindeedの特徴や掲載費用といった入り口部分についてお伝えしました。ここからindeedを利用する上で必ず抑えて頂きたい「直接投稿」と「クローリング」について説明します。
indeedを利用することを検討されている方は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
●「直接投稿」とは?
Indeedにアカウントを開設し、直接求人情報を入力することで求人情報を掲載する機能。
<メリット>
・Indeedが用意しているフォームに求人の必要事項を入力していくだけなので、簡単且つスピー ディーに投稿でき、Webサイトに関する知識不要。
・採用サイトを持っていなくても無料で開始可能。
・ パソコンやスマホ、タブレットといった幅広いデバイスに対応しているため、対応デバイスを考える必要なし。
<デメリット>
・写真や動画が自由に使えないため、自社の雰囲気を求職者に伝えにくい。
・ホームページのURLを掲載不可のため、自社採用サイトへの誘導できない。
●「クローリング」とは?
クローリングの意味は、水泳の「クロール(英語:crawl)」=「這いまわる」という意味から来ています。そこからインターネット上を巡回して情報を網羅する意味が生まれました。
自社のサイトをIndeedのクローラーがクローリングすることによって、Indeedに採用サイトが掲載される仕組みです。
<メリット>
・クローリングによって掲載すると、Indeed上に自社サイトのURLを載せることができるため、情報が豊富な自社サイトへ誘導可能。
・採用ホームページに複数職種の求人を掲載した場合に、求職者が巡回した際に見つけてもらえる可能性がある。
<デメリット>
・前提条件として自社の採用サイトを持っていることが必要であるため、採用サイトがない企業にとっては採用コストや時間がかかってしまう。
・求人・採用ページがその基準を満たしていなければ、いつまでたってもクローリングされることがなく、掲載されない。(Indeedに掲載されるための条件が存在します)
「直接投稿」、「クローリング」どちらも無料です。職種によって応募率に波があると思いますので、状況に応じて上位表示されやすい有料枠を活用しながら利用していくといいかもしれません。
人材確保が急務な企業にとっては、時間をかけることなく簡単に投稿できる「直接投稿」。一方で、自社の採用サイトは充実しているにも関わらず流入がないというお悩みであれば「クローリング」が適しているかもしれません。
そうはいっても、どちらもメリット・デメリットがつきものですからどうしてもトレードオフになりがちです。結論、どちらがいいのでしょうか?私は「クローリング」を推奨します。理由は3つあります。
①ミスマッチをなくすことができるため
自社サイトや外部のメディアへ誘導することができるので、求職者にとって自社の情報を多く知ってもらえます。そのため、「こんなはずじゃなかった」といった入社後のギャップも生まれにくく、早期離職を防ぐこともできます。
逆に、ndeed上だけの情報だったらどうでしょうか。求職者が自ら自社の企業名を調べるのであれば自社のことを十分に知ってもらえますが、そこまで辿り着かなかった場合、文字だけの情報で仕事内容や企業のイメージを膨らませることになりますね。加えて印象に残りにくい求人情報であるともいえます。
②掲載費用0円で上位表示も見込めるため
有料掲載枠を活用すれば必ず上位に表示されますが、クリック課金制のため設定金額を超えた場合は上位表示されなくなります。一方でクローリングは、条件を満たせば、上位表示されることは容易であり、長期的にみても掲載費用0円で露出を増やすことが可能です。
極論を言うと、時間が経過しても条件を満たせば上位表示されます。
③iIndeedが積極的に自社サイト経由での採用手法を提唱しているため
なぜ、自社サイト経由を推奨しているのかという点ですが、日本の雇用を取り巻く課題を取りあげた際に、「少子高齢化」「企業の生産性向上」「雇用のミスマッチ」が注目されました。
その中でも「雇用のミスマッチ」は転職者も企業も損をするにも関わらず、十分な施策が取られていなことから、打開策として企業が保有する採用サイトを通じた情報発信の重要性が高まったのです。
具体的には、自社の求める人材や自社の企業文化、労働環境などについて共感を喚起するような詳細な情報を、文章や写真や動画などの視覚的情報とともに発信することで、最適な人材獲得につなげていくことが狙いです。
indeedが提唱する自社サイト経由の採用手法「オウンドメディアリクルーティング」が注目されています。
オウンドメディアリクルーティングを実践する上でindeedへの掲載は欠かせませんが、まずは自社サイトを求職者心理を踏まえたコンテンツづくりがその第一歩です。
オウンドメディアリクルーティングは聞き慣れない言葉かもしれませんが、求職者・企業双方にとってメリットのある今後増えていくであろう最新の採用手法の一つです。
実際に、企業規模や業種業界関係なく効果のある採用手段ですので、ご興味のある方は是非こちらの記事をご覧ください。
いかがでしたでしょうか。indeedは求人に特化した国内最大級の無料の求人検索エンジンです。採用コストに悩まれる採用担当者様をはじめ、そうでない方も是非とも使って頂きたい媒体の一つです。
また、indeedには2つの掲載方法があり、それぞれメリット・デメリットがありますが、いずれも無料ですので、ケースに分けて使っていただくと自社に合った掲載方法を見つけることができると思います。
特にindeedが提唱する自社サイト経由の採用を行うなら断然「クローリング」がオススメです。「クローリング」については、専門的な知識がなければ条件をクリアするハードルが高いです。ですので、信頼できるパートナーに相談したりしてみることをお勧めいたします。